チャイニーズドリームを掴むのか⁈ 街クラブサッカー指導者+経営者

中国タウンクラブ経営5年目、指導者としては15年目。 世界に羽ばたく選手と指導者の育成

街クラブの目指すべきビジネスモデル

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中国のサッカーバブルは一時代を過ぎどこにお金をかけていくべきなのか思考されているようには感じている
育成にお金をかけようという流れは徐々に来るのではないかと感じているが
現状はそう簡単なものではないように感じる

中国サッカー協会の育成部の担当者からコンタクトがあり育成での課題やクラブ運営の際の課題点、改善点などの質問を受けたりしたが
やはり中国の文化や習慣をそう簡単に変えることは出来ず、この環境の中で何が出来るか考えていかなければならないと改めて実感した

そういった中国の育成環境の中で
街クラブがクラブ運営を成功させていくためにしなければいけないことをあげてみる


➊クラブの会員数を増やす
単純にクラブの収益はクラブの会員からのトレーニング費用
これが増えればクラブの運営はよりよくなる
しかし、会員数が増えるということはスタッフの人数も増やさなければならずコストも増える



❷幼稚園や学校と提携を結びトレーニング費用を得る
私立の幼稚園ではトレーニング費をもらい指導者を派遣する
学校は公立の小学校でもトレーニング費用をもらい指導者を派遣する
サッカーの普及活動として幼稚園でのサッカー教室
クラブの認知度を高めるための小学校チームの強化
それぞれに目的は違うがこれを上手く使い分けて、クラブへの会員数を増やしていく仕組みを構築していく


❸クラブの優秀な選手をプロクラブへ送る
近年の中国サッカー育成界では小学生年代の選手の売買が頻繁に行われている
これは中国サッカーの育成面の問題点ともいえるが、これをビジネスにしている代理人も数多くいる
聞いた話によると、1選手数百万円、3選手セットで数千万円
これは街クラブとしては大きなチャンス
自クラブで育ててきた選手をプロの下部組織に売り込むことが出来たら
クラブの施設や自前グランドを構築することは可能になる
現に蘇州にあるクラブも選手を売却し自前グランドを作っている



これも一つのビジネスモデルだと思う、しかしこれは育成システムや
指導者の質が絶対的に必要になり、そこの構築が各クラブ行われているのかは疑問だ
たまたま出てきた優秀な選手というのが大半で、毎年選手を輩出しているわけではない
だからこそ私は毎年優秀な選手を輩出できるクラブを目指す

普及と強化の両立は簡単なことではないが
やらなければいけない使命だと思う

❹自前グランドの運用
自前グランドがあるサッカークラブは色々な活用方法がある
他クラブへのグランド貸出、他スポーツクラブへのグランド貸出
大会運営による参加費、簡単に上げられるのはこのくらいか
大会に関しては子供から大人まであらゆるカテゴリーで行える
加えて中国の社会人サッカー環境は平日夜も関係なく試合をしているので回転率は高くなると思う

サッカークラブとしてもっともっとやれることを増やしていきたい
何が出来るか常に考えていく