今年の夏に著しく成長した選手がいる
クラブアカデミーに所属する選手だ
彼はエンジョイクラスから上がった選手で
ボールタッチの柔らかさが良い
これまで技術を徹底してきた証が現れたのだが
夏休みが明けてから少し様子が変わったと父親から相談を受けた
"これまではドリブルでゴールを目指す姿勢が良かったが、ここ最近ミスを恐れている様にパスばかりしている、なんだか自信がなさそうだ"
とメールがきた
サッカーに関して息子と話していると
ボールを奪われたくないからパスをしているという
たしかに夏に比べると仕掛ける回数は減っている、それでもパスに逃げているわけではなく
彼自身判断している事も見て取れる
5年生の成長段階の時期でもあり
心身ともに変化が起きる、決して安定したパフォーマンスを出せる事はないと回答
合わせて彼なりに考えて判断して導いたプレーであるなら問題ない
ミスを恐れているなら、ミスを許容する事を我々大人がしないとならないと付け加えた
高学年になるにつれて
意識している選手と何も考えずにいる選手の差は大きくなる
普段から思考する力を身につけなければ
臨機応変にプレーする事は難しくなる
言われた事をやれば良いだけの世界ではなく
自ら先の事を予測して行動出来なければ、サッカーを本当に楽しむ事は難しくなるだろう
子供の変化に気付ける父親の存在は彼にとっても我々クラブにとっても有難い
しかしやらせるのではなく"促す"という考え方を持つと子供は更に高みへ届くだろう
Enjoy Football