チャイニーズドリームを掴むのか⁈ 街クラブサッカー指導者+経営者

中国タウンクラブ経営5年目、指導者としては15年目。 世界に羽ばたく選手と指導者の育成

区長杯グループリーグ第2節

 

甲組(5.6年生)

vs文正小学

0-0 PK(1-2)敗戦

 

前日の25.6度の晴天かはうって変わり

気温は10度前後、更には雨が降る中の試合

 

この試合勝てばグループ突破確実だという状況だったが、ここ最近の彼女達の状態を物語る様な試合展開となる

 

開始早々ペナルティエリア内でファール

PKを与えたかと思いきや、間接フリーキックの判定

 

運を味方につけたか…と思うがそれは悪夢の始まりとなる

 

対戦相手のスタッフ陣に対して私自身完全に拒否反応を以前から出している

 

理由としては

以前練習試合で対戦した時に

我々学校の先生のレフェリングに対して終始大声で文句を言う

 

子供達の試合ではなく、明らかに自分が主人公と勘違いしている痛い指導者と認識しているからだ

 

さて、この試合もこのファーストプレーの判定に不服を立てた相手スタッフ陣のエンジンは全開となる

ここから子供達の試合ではなく、彼らのワンマンショーのスタート

 

正直審判のレフェリングに問題点はない、ファーストプレー以外は

それでも常に大声で文句を言いながら続く試合の雰囲気など良い訳がない

 

体育局、教育局が主催する区長杯

彼らの振る舞いは教育現場に立つ人間の姿でない事は言うまでもない

 

中国サッカーが発展していかないのは

グラスルーツ界隈でこんなみっともない大人達がいる事だ

 

試合をしているのは子供達であって大人ではない、雰囲気を壊している自覚などないだろう

なんなら我々に絶対に勝ちたいと、何をしてでも勝ってやるという部分では評価すべきか

 

この敗戦で予選敗退となるわけではない

最終節に勝利すれば予選突破は確実

今の甲組の状態で、負けるのは当然の様だと感じる

 

この負けで彼女達はどの様に変化するか

思春期に突入している彼女達のやる気を出させるには何が必要なのか

 

正直負けて悔しいというよりも

後味の悪い試合となった事が許せない

この学校、このクラブ、このスタッフ陣とは申し訳ないが交流することは無い

無駄な時間を過ごすだけになる

 

とは言え試合に負けた責任は私自身にある

試合までの1週間で準備が十分に出来なかったこと

ゲーム設定が明確ではなく、試合の入りからぐだぐだしてしまった事

これらは反省材料として次の試合に向けて準備したい

 

さて、乙組(3.4年生)はというと

vs阳山小学

9-0勝利

乙組もこの試合に勝てば予選突破が確実になる試合、開始からギアを上げていく

  • 開始5分で先制点
  • 両サイドからの攻撃
  • ディフェンスの強度と粘り

これらがゲーム目標となった

 

ゲーム目標もしっかり設定して挑んだ試合

まず一つ目の開始5分で先制点は3分の段階でクリアされる

これがクリア出来るとゲームの主導権は我々のものになる

 

この試合良かったのは

両サイドバックの選手が攻撃参加の時に相手ペナルティエリア内まで

何度も侵入する事ができたこと

 

そしてボール保持の時に前進出来ない場合は一度バックパスでやり直す

という事までできていたこと

 

正直クオリティとしてはそこまで高くはないが

そのような思考を持ってプレーしていた事を考えると合格点だろう

 

途中出場の選手も得点する事が出来てチームとして勝利をあげることが出来た

チーム全体のレベルアップが必要なこのチーム

少しでも多く全ての選手が試合に出場できるように突き進んでいこう!!!!

 

Enjoy Football

 

 

区長杯が再開

 

2022年去年の11月中旬に区長杯が開幕し

蘇州はその後コロナ蔓延により区長杯は一時中断となった

 

そして元旦、春節が過ぎ

学校の2学期がスタートし1ヶ月が経つ

やっと区長杯が再開される通知が来た

 

私としては待ちに待った区長杯

甲組としては連覇のチャンスがある

去年末の状態も悪くなかったが

中断期間中にスピード感や強度が更に増した

懸念点は団結力といったところか

メンタル面の弱さが気になるところ

圧倒して勝っていくことを目指す

 

乙組に関しては今回中断期間があって良かった

というのが本音かなと

去年の9月に初めて対外試合を組み大敗

それから半年間で他の学校の甲組に4−0で勝つほどの

成長ぶりを見せている

 

個人個人の成長スピードは違いにせよ

それぞれが着実に成長していることは間違いない

今年の区長杯が終わればすぐに市長杯という流れ

是が非でも甲組乙組ダブルで市長杯に参戦出来るように

両チームとも決勝戦へ導かなくてはならない

 

新たな歴史を作るためにも

ここからの準備は欠かせない特に必要なのは

メンタル面の準備

子供達だがメンタルを鍛えることは出来る

頑張っていこう!!!

 

Enjoy Football

クラブ内部交流戦

クラブのレベルアップクラスの男子と小学校女子サッカー部の生徒たちとの交流戦

コロナ政策が緩和され保護者の方々も校内で観戦可能に

 

男子vs女子という構図は白熱した試合を見せてくれる

レベルアップクラスの選手達は週に2回の練習

女子サッカー部の練習は週に4回の練習

 

この練習量の差は主導権の時間に比例した

レベルアップクラスはスピードやパワーで女子チームを圧倒したが

なかなかボールを保持出来ない

 

逆に女子チームはボールを保持しながら得意のサイド攻撃から展開していく

それでも最後の決定機をモノに出来ず苦しい展開になる

 

男子はスピードを生かしてカウンターで連続得点

最終的には2−1で男子チームが勝利を収めるが、さほど差がなく

女子チームの可能性を感じた

 

今回の大きな収穫は

保護者の方がたくさん観戦に来てくれたこと

総勢で50名以上の方々が見に来てくれた

久々に子供達のプレーを見る、また子供達の成長した姿を感じてくれた

 

今回内部交流戦ということで

我々指導者は試合中にコーチングを控えて

良いプレーに対して褒め、ミスしたプレーにポジティブな言葉掛けに集中した

 

その結果試合中に聞こえる音は

子供達のコミュニケーションの声と保護者方の声援

時に響めきが、時に歓声が上がる

 

この環境下でプレー出来る子供達が羨ましく思えた

これから交流戦や大会が増えていく

保護者の方々には出来るだけ多く見にきてもらいたい

そして子供の良かったプレーを褒めてもらいたい

 

今回は内部交流戦のメリット感じた

この様な交流戦は今後も定期的に行って

我々クラブの理念や礎を保護者と共に作っていきたいと思う

 

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切り捨てるそれも一つの手段

 

去年の8月終わり頃から運営スタッフと指導者を正社員として雇っている

この半年間彼らは何をしてきたのだろうか

運営スタッフの目的は集客、彼が集客できた数はどのくらいだ?

このクラブへ貢献度はどうだ?

 

正直評価できるものは少ない

言われたことも出来ず、『あなたは何をこのクラブでしたい?』と問う

集客を頑張りたいと答えるだけ

そのための行動は何をしている?

 

使えないスタッフはいない方がマシだ

これは会社を経営してみればわかる

雇われている立場の人間は就業時間を守り

その席に座っていればいいだけかもしれない

それでも売り上げは生まれない

 

集客とは携帯、パソコンをいじっていれば出来るのか?

そんなノウハウがあれば営業職という職種は無くなるだろう

 

やはりお客さんと対面して話す

相手にクラブの熱量を届ける必要がある

正直頭を使っていない人間を雇う余裕はない

 

やはりこの時代何か生み出せる人間が生き残る

労働者というスタイルの人間は淘汰されている

何か手に職を持つのか、豊富なアイディアを持っているのか、0→1にできる人なのか

これらを一つでも持っていなければ、どんどん働くチャンスを失っていく

 

このご時世大企業ですら一千人単位の大リストラを行なっている

1人あたりの賃金を上げるためには余計なコストを削る必要がある

使えないやつは切り捨てられる

 

それがこの先の社会に待っている現実だ

なんとなく生きていたら破滅する

その辺のぬるま湯に浸かっている暇は1秒もない

それを理解しないと途方に暮れる

 

今回は少しキツい言葉を使って書いてみた

これは中国の若者達だけの話ではない、日本の若者達も他人事ではないということ

 

中国人を雇う難しさと組織をマネジメントしていく難しさ

私自身もっと勉強しなければならず、まだまだ問題が多い

果たしてこの先どんな優秀な人材に出会うことが出来るのだろうか

その為にもこのクラブ、会社を発展させる必要がある

 

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圧力を感じる攻撃

 

現5.6年生とお父さん方とで試合を行った

私はお父さんチームに混ざり子供達と対戦

 

これまでは外から彼女達の試合を観ていたが

実際同じピッチに立って彼女達のfootballを体感する

 

まず最初に感じたのは

圧力!!!!

攻撃時のスピード感と左右から攻め込むスタイルは

お父さん達をも翻弄する

 

実際私も体感したが

初速やボールに対する執着心が凄かった

これを同じ小学生相手に出来たら

かなり恐怖心を与える攻撃になると自信がある

 

そして守備においてもだ

先程述べたようにボールに対しての執着心が強い

お父さん達に対しても怖がることなく

ボールを奪いに行く

 

1人でダメなら2人3人と襲い掛かる

これも見ていて頼もしい光景だ

 

ここまで築き上げてきたものをおさらいする様であった

区長杯がいつからスタートするか不透明な中で難しい時間を過ごしているが

ここからさらに積み上げて区長杯の優勝、更には市長杯でもベスト4以上を狙う

 

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良き伝統と悪しき伝統

小学校女子サッカー部

2019年に設立され、今年で5年目

これまで4年間でいくつかの成績を収めてきた

それはそれで子供達の自信となり、学校にも大きな影響を与えている

 

そして女子サッカー部の組織も年々大きくなり

今では2年生から6年生までが在籍する

全部で40名以上になる

 

今の6年生は2年生の終わりころからチームに加わり

これまで一番長く見てきている子供達

彼女たちがこのチームの歴史を作っていき、礎を築いてきた

これはかなりの功績だと思う

 

サッカー以外の部分でも整理整頓、挨拶、主体性など

日頃から口うるさく言ってきた

 

そんな彼女たちとの活動も残り半年

完全に思春期に突入している彼女たちとのコミュニケーションは一際難しくなっている

それぞれのキャラクターがあり、それぞれに背景がある

最近ではメンタルのコントロールが上手くいかなく泣く子も増えている

 

学校での勉強のプレッシャーが重くのしかかる時期だ

サッカーの時には羽を伸ばしてもらいたいと思うが

それは一歩間違えればダラダラした活動になりかねない

 

既に下級生たちが多く在籍するチームになっている

彼女たちの一つ一つの行動が次世代のチームに大きな影響をもたらす

その自覚はあるのか、そしてそれを意識させる言葉は掛けることが出来ているのか

私自身にも責任がある

 

応援されるチームになるために

良き伝統を下の世代に伝えていけるか

そして悪い伝統をここで消し去ることが出来るか

 

思春期の子供達との向き合い方は改めて難しいと感じる

子供達に共感し、それでも目指すべき目標へ導くために時に厳しいことも言わなければならない

自分自身もまた新たな成長のチャンスを得ている

 

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練習回数の変更

 

今の小学校女子サッカー部を率いた当初は週に2回の練習だった

そこから大会で結果を残すに度に練習頻度が上がっていく

 

現在は週に5日の練習をしていた

しかし1回の練習に参加する生徒の数は平日の4回練習ではまばらだった

正直人数が揃わない練習の時は学年もバラバラのためオーガナイズが難しかった

 

合わせてコロナの影響で公立学校の予算縮小によって練習費予算の見直しがなされた

というのも一つの要因になる

 

その結果学校側と相談して週に4回の練習でまとまった

平日3回の練習では全員時間通りに参加する事で練習効率と強度が合わせられる

 

正直学校側としては練習回数を減らすと成績が取れないのではないかと心配していた

それでもこの環境下で結果を残せばこれがスタンダードになる

 

私はこの一年新たなチャレンジだと思って取り組む

これを基準にしていき、子供達の余暇時間を増やし、指導者は空いた時間に新たな子供達と向き合える時間を作っていく

 

常に試行錯誤で最適解を探し求めていくしかない

 

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