チャイニーズドリームを掴むのか⁈ 街クラブサッカー指導者+経営者

中国タウンクラブ経営5年目、指導者としては15年目。 世界に羽ばたく選手と指導者の育成

直近の話でいうと

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半年を振り返る予定ですが

まずは記憶に新しい直近のことについて今日は話します

 

毎年1回開催される学校チームの大会区長杯

これが11月から12月頭にかけて行われた

 

私は今年3.4年生を担当し大会に挑んだ

今年の区長杯は特にどこが優勝するのかという前評判はなく

誰もが優勝を目指した

 

前回覇者ということもあり

予選リーグの組み合わせ抽選ではレベルの高いチームと対戦するチャンスを得られず

初戦14−0、次戦11−0と大差をつけて予選リーグを突破

これだけ点差をつけていたので、全ての選手を出すことができたのだが

チームのレベルはそこまで上がらなかった

 

やはり緊張感がある場面、相手にも特徴がある状況

これを経験できなかったのはその先のトーナメントに影響を与えると危惧していた

 

決勝トーナメント1回戦

レベル差で言えば圧倒的な強さを見せなければという試合ではあったが

まさに緊張感、これまでの表情雰囲気が違う彼女達

冗談が通じず、笑顔を引き出せない

 

不安は的中する

試合の展開はこちらがボールを試合する

それでも最後シュートまでボールを運べない

逆に前がかりになりすぎて、カウンターを喰らう場面も

 

それでも運も味方につけ

前半試合終了間際にコーナーキックからオウンゴールを得る

1−0で前半を終えたことでベンチに戻ってくる彼女たちの表情が少し和らいでいた

 

後半に追加点を加えて2−0の勝利

決勝トーナメント簡単ではない試合をものにできたことで彼女達は自信を得た

 

準決勝は予選リーグでも圧倒的な強さを見せていたチーム

夏休みに一度練習試合をしている相手、その時の印象が身体が大きいというイメージ

 

対峙してみるとやはり我々の選手達よりも大きい

圧力とパワーに負けてしまうのか…という不安があったのだが

開始5分で難なく先制に成功するが、すぐに1点返されてしまう

 

それでもまた運が味方につく

前の試合同様にコーナーキックでオウンゴールを誘発

勝ち越しに成功する

 

すると後半勢いをつけた我々はDF陣の頑張りに後押しされた前線が躍動し

追加点を重ね終わってみれば4−1の差をつけた、この試合スコアに比例するように試合内容も素晴らしかった

この試合を勝ち見事決勝進出決定、来学期の市長杯参加資格の獲得に成功する

 

そしてこの試合で大会初失点をしたもののDFラインの成長を感じ、彼女達も手応えを感じていた

子供達の成長スピードに本当に毎年のように感心する

 

決勝戦の相手はこれまた同じく夏休み明けに練習試合をしていたチーム

その時の印象はこれもまた同じく身体が大きいこと、そして両サイドにスピードが速い選手がいたこと

試合前にはこのポイントを注意していた

 

我々のゲームプランは毎試合開始5分以内に先制することというのを徹底していたが

逆に相手に3分で先制されるという初めて相手を追う展開となった

 

決勝戦でこのような展開私としては絶されている感じでめちゃくちゃわくわくしていた

ハーフタイムにも彼女達にこんな経験はなかなか出来ないぞと

こういった逆境の展開の中で自分たちで壁を乗り越えていこうと

伝えた

 

校長先生も応援に駆けつけていたのでコメントをもらい、いよいよ後半

ゲームの流れは我々が握っているがなかなか得点が奪えない

残り時間わずか、相手プレーに集中力が欠けて来ている中

ゴール前でフリーキックを獲得、これを直接ゴールネットに突き刺し同点に

 

前後半では決着がつかずにPK戦へ

PKに関しては我々は日頃から準備をしていた

相手のキッカーの状態を見ると練習をしていなかったように伺える

こちらは全員成功、相手は全員失敗

 

彼女達は自ら逆境を乗り越えた

乙組(3.4年生)の部では2連覇を達成

学校としては4大会連続の優勝を獲得

 

保護者達が応援に駆けつけてくれている中で優勝できたことは

大きな影響を与えることになる

 

優勝したことによって市長杯の出場権と同時に地区選抜サッカー大会への出場資格も得ることになった

結果を残すことで広がる今の中国サッカーの現状

その中で4年連続で結果を出せたことはとても大きい、そして自信に繋がる

 

さあ今後の彼女達の活躍を期待したい

 

Enjoy Football