クラブアカデミーは定期的に練習試合を組めるレベルまでになってきた
他クラブから練習試合の誘いが増えてきているのも良い方向に進んでいる
半年前にはボコボコにされていた相手と最近試合したときは
そのレベル差を縮めることが出来ていた
相手の監督にも”めちゃくちゃレベルアップしたね”と褒められた
子供達はもちろん、保護者達も手ごたえを感じていた
それは私も同じであったが、まだまだ個人技術の差は大きかった
もっと自由にボールをコントロール出来なければ
次のステージには行けない
そんな経験をして2週間後
中国のゴールデンウィークに当たる労働節がやってきた
蘇州の各地で大会が行われる為全国から参加チームが集まってくる
我々はこの休暇期間はオフを取ることを選択
長らく田舎に帰っていない家庭が多かっためオフにした
そのため週末の通常練習のタイミングで練習試合をセッティング
大会主催者にお願いして
参加チームで練習試合をしたいクラブはないかと問い合わせたところ
北京のクラブが前乗りで来るから練習試可能だという事でマッチングしてもらった
我々クラブアカデミーは3.4年生
北京のクラブは2年生主体
圧倒出来るだろうと子供たちは思っていたことだろう
しかし試合展開は一方的な流れになる
個人技術、試合運び全てにおいて相手の方がレベルが上だった
2年生にしてここまで出来るのかと少し衝撃を受けた
今まで蘇州市内のチームとしか試合を重ねてこなかった我々は
大きな経験を積むことが出来た
それは蘇州と北京のサッカー環境の違い、レベル差の違い、保護者達の取り組む姿勢など、学べることが多かった
試合後には私と保護者達での軽いミーティングが行われるほどの
衝撃を受けたという事だ
我々はまだまだ歴史を作り上げている途中
一歩を踏み出したばかりだが
中国社会同様、結果を求められ結果を出せばプロセスはどうであれ結果オーライ
いかに勝利を積み重ねていけるか、この考えは保護者の中にも存在する
しかし、我々は育成クラブ
結果はもちろん重要だが、どれだけの子供たちがサッカーを続け
このクラブで成長出来るかが大きな価値になってくる
夏休みには蘇州を飛び出し、どこか違う地域の大会に参加したいと思う
それまでの期間にまたどれだけの経験を積むことが出来るか
1日1日を大切にしていかなければならない
-Enjoy Football-