中国の中学年代のサッカー環境はとても寂しい
勉強漬けになる学生たちが大半を占め
街クラブで中学生クラスを保有している所は非常に少ない
我々も一時期は常に14.5人で練習できる環境があったが
今ではその半分に7.8人で練習出来ればいい方だ
また中学年代の試合でも8人制が取り入られることが多いため
どこか日本の中学年代の育成とはかけ離れている環境となっている
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そんな環境の中で今回は他クラブと練習試合を行う事が出来た
社会人チームでチームメイトの週末だけ指導者をしている彼から
中学生同士の練習試合をやろうと提案してくれ、実現した
我々は中学1年2年生チーム、相手は中学3年生中心
フィジカル差がある中でどのように戦っていくか、思考が必要になる試合
互いに人数が8人ぎりぎりなので今回は5人制で行われた
普段の練習からコンビネーションを意識した内容、そしてボールを繋ぐサッカーを目指しているのでそれが試合で表現されれば良いと選手達には伝え
私は大きく関わることなく外から見守った
自分たちで話し合いながらどこから攻めるか、どんなポジショニングを取ればいいのか
そしてハーフタイムに私から少しだけアドバイス、確認事項を告げる
これの繰り返し
点の取り合いとなった試合ではあったが
勝利を挙げ、ゴールのパターンもワンツーでの抜け出しや3人目の動きによるものなどが随所に現れたので大きな収穫となった
保護者方も大いに盛り上がってくれていた
久々の試合で子供たちの姿を見ることが出来て楽しかったのだろう
保護者の支え、理解があるからこそ中学生でもサッカーが出来ることに感謝したい
そして今回の練習試合を経て、中学生でもサッカーを続けたい子供はまだまだいる
そしてその子供の意志を尊重しサッカーを続けさせたい保護者もいるということ
この様な子供たちがまとまれば人数を確保できて質の高い練習に繋げることが出来ると感じた、そして8人制、11人制で高校、大学生チームや社会人チームと練習試合を組むことが可能だと確信した
今後はこのような中学生を集めて定期的に練習できる環境作りを目指したい
はじめは賛同してくれるクラブの子供達だけでもいいから始めていき、口コミで中学生でも本気でサッカーしたい子供たちが集まって来てくれればと思う
-Enjoy Football-
-快乐足球-
Shintaro Asano